今年春あたりから、日本では、ガソリン、食料品等の値上がりが一般庶民の生活を直撃しているそうですね。物価は上昇するのに、給料は上がらない、全くもって大変だと思います。
物価の上昇はここ広州でも例外ではありません。今年7月のCPI(消費者物価指数)は7.1%上がったそうです。これは全国平均を上回る値です。実際、こちらで生活していて、こうした物価の上昇を肌で感じます。
◆物価上昇の例◆ |
1年前 |
現在 |
弁当(中華1人前) |
8-12元 |
10-14元 |
ラーメン(1碗) |
5-8元 |
7-10元 |
ヨーグルト(大ボトル) |
16元 |
20元 |
※広州市内のおよそのデータです。
物価の上昇率に比例して給与も同じ幅で上がれば良いのですが、残念ながらそうもいかず、給与の上昇具合は小幅なものにとどまっています。
さすがにこのままでは、すでに高まっている国民の不満が爆発する恐れがありますので、政府も対策を始めています。
例年地方政府は、給与上昇率に関するガイドラインを発表するのですが、ここ数年は6-8%で推移していたのが、広州市では、2008年の上昇基準が前年の14%!となっています。次の給与改訂の際、月給5000元の人は単純計算で5700元に上がる訳です。まあ、このくらい上がらないと納得できないですね。
とはいえ、中国の物価は日本と比較してまだまだ安く、およそ4分の1程度です。中国で生活すれば、日本で暮らすよりも間違いなく貯金できます。ワーキングプアな日本在住の皆々様方、大陸移住をご検討されては如何でしょうか?PR