広東や香港地区で「小強」というと、みんなの嫌われ者であるゴキブリを指します。
この表現は、香港の喜劇王、周星馳の映画に由来します。劇中、周星馳演じる主人公が、ゴキブリを「小強」という名で呼んでいます。
名前に「強」の字がある子供は、学校で「小強」とあだ名を付けられるかもしれませんので、同情せざるを得ません。
最近、吃驚する話を耳にしました。漢方の薬材として、「小強」を使うのだそうです。調べてみると、確かに本草綱目(明代の李時珍による薬の辞典)にゴキブリが登場しています。知り合いの中国人によると、昔は、風邪を引いたとき、ゴキブリを煎って粉末にしたものを服用したそうです。中国医学恐るべしです。
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